WorkMail で使用するドメインを追加して確認するにはどうすればよいですか?

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組織のメールドメインを Amazon WorkMail に追加したいと考えています。

解決方法

AWS マネジメントコンソールを使用して、WorkMail にメールドメインを追加できます。ドメインを追加したら、DNS プロバイダーに、メールメッセージの送受信に必要なパブリック DNS レコードを作成します。

WorkMail にドメインを追加する

  1. WorkMail コンソールから組織のエイリアスを選択します。
  2. ナビゲーションペインで [ドメイン] を選択し、[ドメインを追加] を選択します。
  3. [ドメイン名] で、[ドメイン名] フィールドに完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します。その後、[ドメインを追加] を選択します。

Route 53 で DNS レコードを更新する

WorkMail 組織と同じアカウントで Amazon Route 53 を使用していて、ドメインが登録されている場合、WorkMail はドメインの DNS レコードを自動で設定できます。ページ上部の [Route 53 ですべて更新] を選択して DNS レコードを設定します。

他の DNS プロバイダーで DNS レコードを更新する

ドメインの DNS レコードを公開する手順は、ご使用の DNS プロバイダーによって異なります。ご使用のドメインに DNS レコードを追加する手順については、「他の DNS プロバイダー用の手順」セクションを参照してください。ドメインの DNS サーバーに DNS レコードを追加する手順も、ウェブホスティングサービスまたは DNS プロバイダーによって異なります。

プロセスを完了するには、WorkMail コンソールから DNS レコードの名前と値をコピーし、対応する DNS レコードをご使用の DNS プロバイダーに作成します。

ドメインの所有権を確認する

WorkMail では、ドメインを使用する前にドメインの所有権を確認する必要があります。そのために、DNS TXT レコードを作成します。

  1. WorkMail コンソールから、TXT レコードの名前 (例: _amazonses) と値 (例: Examplet1m66d11EGfsukCL7w520AaExample+TESTo=) を書き留めておきます。
  2. 上記の名前と値を使用して TXT DNS レコードを作成します。

MX レコードと自動検出レコード

WorkMail がメールドメインからのメールメッセージの受信を開始できるように DNS MX レコードを作成します。クライアント設定の自動検出 CNAME レコードを追加します。

  1. WorkMail コンソールから MX レコードの値 (例: 10 inbound-smtp.us-east-1.amazonaws.com) を書き留めておきます。
  2. 上記の値を使用して MX DNS レコードを作成します。
    : MX レコードはルートドメイン (通常は @ で示されるか空) を指している必要があります。これは、ご使用の DNS プロバイダーによって異なります。
  3. CNAME レコードの名前 (例: autodiscover) と値 (例: autodiscover.mail.us-east-1.awsapps.com) を書き留めておきます。
  4. 上記の名前と値を使用して CNAME DNS レコードを作成します。

DKIM、DMARC、SPF を設定して WorkMail のセキュリティを強化する

ドメインをさらになりすましから保護するには、以下の手順に記載されているすべてのレコードを作成するのがベストプラクティスです。SPF レコードには、このドメインを使用してメールを送信するすべてのサーバーを必ず含めてください。

  1. WorkMail コンソールから、最初の CNAME レコードの名前 (例: ex4mpl3ac7ki6clelsdbiiudpavjpsk3._domainkey) と値 (例: ex4mpl3ac7ki6clelsdbiiudpavjpsk3.dkim.amazonses.com) を書き留めておきます。
  2. 上記の名前と値を使用して CNAME DNS レコードを作成します。
  3. 他の 2 つの CNAME レコードについても、手順 1 と 2 を繰り返します。
  4. TXT レコードの値を書き留めておきます (例: v=spf1 include:amazonses.com ~all)。
  5. 上記の値を使用して TXT DNS レコードを作成します。
    注: TXT レコードはルートドメイン (通常は @ で示されるか空) を指している必要があります。この表記は DNS プロバイダーによって異なります。

MAIL FROM ドメインを設定する

デフォルトでは、WorkMail はすべての送信メールメッセージの MAIL FROM ドメインとしてサブドメイン amazonses.com を使用します。この場合、ドメインに DomainKeys Identified Mail (DKIM) が設定されていないと、配信が失敗する可能性があります。これを解決するには、Amazon Simple Email Service (Amazon SES) のドメインページから、独自のドメインを MAIL FROM ドメインとして設定します。

コンソールの指示に従って、カスタムの MAIL FROM ドメインを設定します。

MAIL FROM の詳細については、「Using a custom MAIL FROM domain」を参照してください。

レコードが正しく公開されたことを確認する

WorkMail ドメイン検証 TXT レコードが DNS サーバーに正しく公開されていることを確認できます。詳細については、「Verifying TXT records and MX records with your DNS service」を参照してください。

: DNS レコードがドメインホストプロバイダーに反映されるまでに最大で 72 時間かかる場合があります。

Amazon Route 53 に DNS レコードを追加する方法の詳細については、「Routing traffic to Amazon WorkMail」を参照してください。

他の DNS プロバイダー用の手順

ドメインの DNS レコードを公開する手順は、ご使用の DNS プロバイダーによって異なります。以下のリストには、広く使用されている DNS プロバイダーのドキュメントへのリンクが含まれます。このリストは網羅的なものではありません。また、以下に挙げるプロバイダーを推奨するものでもありません。同様に、ご使用の DNS プロバイダーがリストにない場合でも、そのプロバイダーが WorkMail ドメインの設定をサポートしていないということではありません。

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