Amazon Aurora MySQL Serverless v1 (Amazon Aurora MySQL Serverlessバージョン 1) クラスターから Amazon MySQL Serverless v2 (Amazon Aurora MySQL Serverlessバージョン 2) に、最小限のダウンタイムで移行したいと考えています。
解決策
**注:**AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) コマンドの実行中にエラーが発生した場合は、「AWS CLI エラーのトラブルシューティング」を参照してください。また、AWS CLI の最新バージョンを使用していることを確認してください。
Aurora MySQL Serverless v1 クラスターを Aurora MySQL Serverless v2 クラスターに移行するには、次の手順を実行します。
Aurora MySQL Serverless v1 クラスターをプロビジョニングされたクラスターに変換する
Aurora MySQL Serverless v1 クラスターをプロビジョニングされたクラスターに変換するには、次の手順を実行します。
- v1 クラスターにカスタムパラメータグループがある場合は、次のアクションを実行します。
バイナリログ記録を有効にします。
binlog_format パラメータを MIXED または ROW に設定します。
- (オプション) v1 クラスターがデフォルトのパラメータグループを使用している場合は、カスタムパラメータグループを作成し、次のアクションを実行します。
バイナリログ記録を有効にします。
binlog_format パラメータを MIXED に設定します。
- お使いの Aurora MySQL Serverless v1 クラスターに、カスタムパラメータグループを関連付けます。
- v1 クラスターをプロビジョニングされたクラスターに変換するには、modify-db-cluster コマンドを実行します。
注: 次のコマンドでは、変更中にダウンタイムが発生します。example-cluster-name は、お使いのクラスター名に置き換えてください。
aws rds modify-db-cluster \
--db-cluster-identifier example-cluster-name \
--engine-mode provisioned \
--allow-engine-mode-change \
--db-cluster-instance-class db.r5.xlarge \
----apply-immediately
プロビジョニングされたクラスターを Aurora MySQL Serverless v2 クラスターに変換する
プロビジョニングされたクラスターを Aurora MySQL Serverless v2 クラスターに変換するには、次の手順を実行します。
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Aurora Serverless v2 をサポートする Aurora MySQL のバージョンを確認するには、describe-orderable-db-instance-options コマンドを実行します。
注: example-region は、お使いの AWS リージョンに置き換えてください。
aws rds describe-orderable-db-instance-options --engine aurora-mysql --db-instance-class db.serverless \
--region example-region --query 'OrderableDBInstanceOptions[].[EngineVersion]'--output text
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プロビジョニングされたクラスターを Aurora Serverless v2 をサポートするバージョンにアップグレードするには、ブルー/グリーンデプロイを作成します。グリーン環境用に、新しいバージョンを必ず選択してください。
注: ブルー/グリーン環境の作成には時間がかかりますが、ダウンタイムは発生しません。アップグレードはグリーン環境で行われます。
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v2 DB インスタンスクラスのあるグリーンクラスターに、Aurora Serverless リーダーを追加します。
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追加したインスタンスをライターインスタンスに変換するには、グリーンクラスターを選択し、[アクション] > [フェイルオーバー] を選択します。
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(オプション) クラスター内でプロビジョニングされたデータベースを使用しない場合は、プロビジョニングされたデータベースを削除します。
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新しい Aurora Serverless v2 クラスターでグリーン環境をテストするには、アプリケーションで使用できるブルーインスタンスを使用します。
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グリーン環境に切り替えます。
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ブルー/グリーンデプロイリソースを削除します。
関連情報
Aurora Serverless v1 クラスターから Aurora Serverless v2 へのアップグレード