自分のメトリクスが CloudWatch コンソールに表示されないのはなぜですか?

解決策

**注:**AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) コマンドを実行した際にエラーが発生する場合は、「AWS CLI エラーのトラブルシューティング」を参照してください。また、AWS CLI の最新バージョンを使用するようにしてください。

カスタムメトリクスには、次の 2 つのタイプがあります。

• イベント駆動型メトリクスでは、何かレポートするものがある場合のみ、ソースからデータポイントが送信されます。
• スケジュールベースメトリクスでは、データポイントの値に関係なく、ソースからデータが CloudWatch へ定期的に送信されます。

メトリクスが CloudWatch コンソールにあるのは、データポイントが過去 14 日間にメトリクスへプッシュされた場合のみです。CloudWatch コンソールでのメトリクスの検索は、そのメトリクスが最後に取り込まれてから 2 週間に制限されます。そのため、表示されるのは最新のメトリクスのみです。メトリクスを新しく作成した場合、そのメトリクスの名前がコンソールに表示されるまで最大 15 分かかることがあります。

メトリクスが CloudWatch コンソールにない場合は、次の方法でデータポイントを取得してみます。

• AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) を使用して、メトリクスの GetMetricData API コールか GetMetricStatistics API コールを行います。または、AWS SDK を使用します。名前空間、メトリクス名、ディメンション、時間枠は正しく指定するようにしてください。
• いずれかのメトリクスをCloudWatch コンソールのメトリクスページで選択します。続いて、ブラウザの URL を編集し、コンソールに表示されないメトリクスの名前空間、メトリクス名、ディメンションを含めます。
• いずれかのメトリクスをCloudWatch コンソールのメトリクスページで選択します。続いて、[ソース] タブを選択すると JSON オブジェクトが表示され、そこにはメトリクスの名前空間、名前、ディメンションを定義するメトリクス配列があります。名前空間、メトリクス名、またはディメンションを編集します。[更新] を選択すると、コンソールに表示されていなかったメトリクスが表示されます。

**注:**CloudWatch では、この後に示す保持設定をデータポイントに適用します。メトリクスを取得する期間を指定する際は、次に示す設定を考慮してください。

• 期間が 60 秒未満なら、データポイントは 3 時間使用できます。この場合のデータポイントは、高解像度のカスタムメトリックです。
• 期間が 60 秒 (1 分) なら、データポイントは 15 日間使用できます。
• 期間が 300 秒 (5 分) なら、データポイントは 63 日間使用できます。
• 期間が 3,600 秒 (1時間) なら、データポイントは 455 日間 (15 か月間) 使用できます。

次のいずれかの方法を使用して、CloudWatch コンソールで使用できないメトリクスにアラームを作成します。

• AWS CLI または AWS SDK を使用して、PutMetricAlarm の API コールを行います。名前空間、メトリクス名、ディメンションは、正しいものを使用してください。
• CloudWatch アラームをコンソールで作成する場合は、メトリクス名とディメンション値が編集できます。ただし、この方法だと、ディメンションと名前空間のキー名は編集できません。名前空間を編集するには、[編集] を選択してから、メトリクスウィジェットの [ソース] タブを選択します。名前空間を更新したら、[更新] を選択します。

関連情報

CloudWatch コンソールに表示されていない古いメトリクスをグラフ化する方法を教えてください。