AWS DMS タスクの詳細なデバッグログ記録を設定する方法を教えてください。

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AWS Database Migration Service (AWS DMS) タスクでは、どのようなタイプのログ記録を利用できますか? AWS DMS タスクの詳細なデバッグログ記録を有効にするにはどうすればよいですか?

簡単な説明

AWS DMS タスクの詳細デバッグログ記録を有効にするには 3 つの方法があります。

  • AWS DMS コンソールを使用する
  • AWS DMS コンソールを使用して JSON エディタの設定を手動で更新する
  • AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) を使用する

注: AWS CLI コマンドの実行時にエラーが発生した場合は、AWS CLI の最新バージョンを使用していることを確認してください

解決方法

AWS コンソールウィザードを使用する

1.    AWS DMS コンソールを開き、ナビゲーションペインから [Database migration tasks] (データベース移行タスク) を選択します。

2.    タスクを選択します。

3.    [Task Setting] (タスク設定) の編集モードで、[Wizard] (ウィザード) を選択します。

4.    [Enable CloudWatch logs] (CloudWatch ログを有効化) のチェックボックスがオンになっていることを確認します。

5.    必要に応じて、ドロップダウンリストの 5 つの標準ロガーの [Severity] (重要度) を変更します。

次回このタスクを実行する際に、詳細なデバッグログが取得されます。

**注意:**AWS DMS コンソールで使用できる 5 つの標準ロガーに加えて、すべての AWS DMS ロガーの詳細デバッグを有効にできます。それを行うには、タスクを変更します。タスク設定 JSON エディターの [LogComponents] で、必要に応じて [Severity] (重要度) を変更します。

AWS コンソールを使用して JSON エディタの設定を手動で更新する

注意: DMS タスクを作成または変更するときに、AWS DMS コンソールを使用して詳細なデバッグを有効にできます。これを実行するには、[Task settings] (タスク設定) で JSON エディタにアクセスします。[LogComponents] で、必要に応じて [Severity] (重要度) を変更します。

AWS DMS タスクをモニタリングするには、ログ記録タスクの設定を変更して、記録するコンポーネントのアクティビティと重要度の値を指定できます。次の例では、最も詳細なデバッグログ記録レベル LOGGER_SEVERITY_DETAILED_DEBUG を使用します。詳細なデバッグログ記録には、大量のストレージ領域が必要です。継続的なレプリケーション 変更データキャプチャ (CDC) とも呼ばれます)を使用している場合は、ログエントリが残りのストレージ領域を消費する可能性があります。

1.    AWS DMS コンソールを開き、ナビゲーションペインから [Database migration tasks] (データベース移行タスク) を選択します。

2.    タスクを選択します。

3.    [Overview details] (概要の詳細) セクションから、[Task Settings (JSON)] (タスク設定 (JSON)) セクションを展開します。次に、タスク設定の [Logging] (ロギング) セクションをコピーして JSON エディターに貼り付けます。

4.     詳細なデバッグログを有効にする各ログコンポーネントの重要度設定を編集します。重要度を設定するには、LOGGER_SEVERITY_DEFAULTLOGGER_SEVERITY_DETAILED_DEBUG に置き換えます。

例:

{
 "Logging": {
  "EnableLogging": true,
  "LogComponents": [{
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "TRANSFORMATION"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEBUG",
    "Id": "SOURCE_UNLOAD"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "IO"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "TARGET_LOAD"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "PERFORMANCE"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DETAILED_DEBUG",
    "Id": "SOURCE_CAPTURE"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "SORTER"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "REST_SERVER"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "VALIDATOR_EXT"
   },
   {
    "Severity": " LOGGER_SEVERITY_INFO",
    "Id": "TARGET_APPLY"
   },
   {
    "Severity": " LOGGER_SEVERITY_DEBUG",
    "Id": "TASK_MANAGER"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "TABLES_MANAGER"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DETAILED_DEBUG",
    "Id": "METADATA_MANAGER"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "FILE_FACTORY"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DETAILED_DEBUG ",
    "Id": "COMMON"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "ADDONS"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "DATA_STRUCTURE"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "COMMUNICATION"
   },
   {
    "Severity": "LOGGER_SEVERITY_DEFAULT",
    "Id": "FILE_TRANSFER"
   }
  ],
  "CloudWatchLogGroup": null,
  "CloudWatchLogStream": null
 }
}

5.     [Save] (保存) を選択します。

AWS CLI を使用する

1.    AWS CLI の最新バージョンをインストールして設定します。

2.    AWS DMS コンソールを開き、ナビゲーションペインから [Database migration tasks] (データベース移行タスク) を選択します。

3.    タスクを選択します。次に、[Overview] (概要) タブを選択します。

4.    タスク設定 (JSON) をコピーし、.json ファイルとしてローカルに保存します。

5.    CloudWatch のログ記録を有効にします

6.    [Task ARN] (タスク ARN) およびステップで保存したファイルのパスを使用して、modify-replication-task AWS CLI コマンドを実行します。

注意: 次の例では、 your-task-settings.json を保存したファイルの名前に置き換えてください。 Linux の例:

aws dms modify-replication-task --replication-task-arn arn:aws:dms:us-east-1:123456789012:task:2PVREMWNPGYJCVU2IBPTOYTIV4 --replication-task-settings file://your-task-settings.json

Windows の例:

aws dms modify-replication-task --replication-task-arn arn:aws:dms:us-east-1:123456789012:task:2PVREMWNPGYJCVU2IBPTOYTIV4 --replication-task-settings file://"c:\temp\your-task-settings.json"

注意: [Task ARN] (タスク ARN) を見つけるために、AWS DMS コンソールを開き、ナビゲーションペインから [Database migration tasks] (データベース移行タスク) を選択します。[Task ARN] (タスク ARN) が [Overview details] (概要の詳細) セクションに表示されます。詳細については、「AWS DMS の Amazon リソースネーム (ARN) の構築」をご参照ください。

7.    AWS DMS コンソールを開き、ナビゲーションペインから [Database migration tasks] (データベース移行タスク) を選択します。

8.    タスクのステータスが変更中であることを確認します。

9.    タスクの [Overview details] (概要の詳細) セクションの [Task Settings] (タスク設定) で、変更した各ログコンポーネントの [Severity] (重要度) 設定が LOGGER_SEVERITY_DETAILED_DEBUG であることを確認します。

次回このタスクを実行する際に、詳細なデバッグログが取得されます。


関連情報

AWS DMS タスクログの表示と管理

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