CloudWatch を使用して EC2 インスタンスの集約された Amazon EBS パフォーマンスメトリックスを表示する方法を教えてください。

簡単な説明

Amazon EC2 インスタンスでは、Amazon EBS ボリュームの帯域幅が制限されています。Amazon EBS 最適化インスタンスの場合、EBS I/O トラフィックは専用の帯域幅を使用します。インスタンスがアンダープロビジョニングされているか、オーバープロビジョニングされているかを把握しやすくするために、アタッチされたすべての EBS ボリュームのパフォーマンスを総合的に監視してください。Nitro インスタンスの場合は、Amazon CloudWatch を使用して、1 秒あたりの I/O オペレーション数 (IOPS) やスループットなどの Amazon EBS パフォーマンスメトリックスを表示できます。

**注記:**Xen ベースのインスタンスのカスタム CloudWatch メトリックスを公開するには、Linux インスタンスと Windows インスタンスの AWS ナレッジセンターの記事を参照してください。

解決策

以下の解決策はオペレーティングシステム (OS) に依存せず、Nitro プラットフォームをベースとするすべての EC2 インスタンスで機能します。AWS/EC2 名前空間の EBSReadOps、EBSWriteOps、EBSReadBytes、EBSWriteBytes の各メトリックスを使用して以下のメトリックスを計算し、CloudWatch でグラフ化します。このタスクでは、CloudWatch のメトリックス計算機能を使用します。

• 平均読み取り IOPS = 合計 (EBSReadOps) /期間
• 平均書き込み IOPS = 合計 (EBSWriteOps) /期間
• 平均合計 IOPS = (合計(EBSReadOps) + 合計 (_EBSWriteOps)) / 期間 _
• 平均読み取りスループット = 合計 (EBSReadBytes) /期間
• 平均書き込みスループット = 合計 (EBSWriteBytes) /期間
• 平均合計スループット = (合計(EBSReadBytes) + 合計 (EBSWriteBytes)) /期間

このメソッドでは、一部の\ *.4xlarge インスタンスの以下のバーストメトリクスをグラフ化します。また、少なくとも 24 時間に 1 回、30 分間だけ最大パフォーマンスを発揮する小規模インスタンスのメトリックスもグラフ化されています。

• EBSIOBalance%
• EBSByteBalance%

関連するすべての指標をグラフ化

1.    CloudWatch コンソールを開きます。ナビゲーションバーから AWS リージョンを選択します。

2.    ナビゲーションペインで [Metrics] (メトリクス) を選択してから、[All metrics] (すべてのメトリクス) を選択します。

3.    [Source] (ソース) を選択し、次の CloudWatch ソースを入力します。

{
    "metrics": [
        [ "AWS/EC2", "EBSIOBalance%", "InstanceId", "INSTANCE_ID", { "id": "m1", "visible": false } ],
        [ ".", "EBSByteBalance%", ".", ".", { "id": "m2", "visible": false } ],
        [ ".", "EBSReadOps", ".", ".", { "id": "m3", "stat": "Sum", "visible": false } ],
        [ ".", "EBSWriteOps", ".", ".", { "id": "m4", "stat": "Sum", "visible": false } ],
        [ ".", "EBSReadBytes", ".", ".", { "id": "m5", "stat": "Sum", "visible": false } ],
        [ ".", "EBSWriteBytes", ".", ".", { "id": "m6", "stat": "Sum", "visible": false } ],
        [ { "expression": "m3/PERIOD(m3)", "label": "Avg Read IOPS", "id": "r_io", "visible": false } ],
        [ { "expression": "m4/PERIOD(m4)", "label": "Avg Write IOPS", "id": "w_io", "visible": false } ],
        [ { "expression": "(m3+m4)/PERIOD(m3)", "label": "Avg Total IOPS", "id": "t_io" } ],
        [ { "expression": "(m5/PERIOD(m5))/1024^2", "label": "Avg Read Throughput (MiB/s)", "id": "r_tp", "visible": false } ],
        [ { "expression": "(m6/PERIOD(m6))/1024^2", "label": "Avg Write Throughput (MiB/s)", "id": "w_tp", "visible": false } ],
        [ { "expression": "((m5+m6)/PERIOD(m5))/1024^2", "label": "Avg Total Throughput (MiB/s)", "id": "t_tp" } ]
    ],
    "view": "timeSeries",
    "stacked": false,
    "period": 300,
    "title": "EC2 aggregate EBS graphs"
}

**注記:**INSTANCE_ID を自分のインスタンス ID に置き換えます。

4.    [Update] (更新) を選択します。

5.    [Graphed metrics] (グラフ化された指標) タブで、表示したい指標の横にあるチェックボックスを選択します。

6.    (オプション) これらのメトリックのいずれかにアラームを設定するには、[Actions] (アクション) 列の下のベルのアイコンを選択します。

インスタンスが CloudWatch コンソールで選択したリージョンと同じリージョンで実行されていない場合、空白のグラフが表示されます。

デフォルトでは、EC2 メトリックスは基本モニタリングで 5 分間隔で利用できます。1 分間で解決するには、詳細モニタリングをオンにしてください。[EBSIOBalance%] と [EBSByteBalance%] のメトリックは、基本的なモニタリングでのみ使用できます。