Fargate の Amazon ECS タスクに静的 IP アドレスまたは Elastic IP アドレスを使用するにはどうすればよいですか?

所要時間2分
0

AWS Fargate の Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) タスクに静的 IP アドレスまたは Elastic IP アドレスを使用したいと考えています。

簡単な説明

静的 IP アドレスまたは Elastic IP アドレスを Fargate タスクに直接追加することはできません。Fargate タスクで静的 IP または Elastic IP を使用するには、まず Network Load Balancer で Fargate サービスを作成する必要があります。その後、タスクの Elastic IP アドレスをロードバランサーにアタッチします。

次のいずれかのオプションを選択してください。

  • インバウンドトラフィック用の Fargate タスクの静的 IP アドレスを作成するには、「解決策」セクションの次の手順を実行します。
  • アウトバウンドトラフィック用の Fargate タスクの静的 IP アドレスを作成するには、NAT ゲートウェイを作成します。このシナリオでは、ダウンストリームのコンシューマーには静的 IP アドレスが必要です。Fargate タスクはプライベートサブネットに配置する必要があります。NAT ゲートウェイの IP アドレスを IP 許可リストに使用できます。

解決策

Network Load Balancer を作成してターゲットグループのルーティングを設定する

  1. Amazon EC2 コンソールを開きます。
  2. ナビゲーションペインの [ロードバランシング] で、[ロードバランサー] を選択します。
  3. [ロードバランサーの作成] を選択します。
  4. [ロードバランサータイプの選択] ** ページで、[Network Load Balancer]** に対して [作成] を選択します。
  5. [Network Load Balancerの作成] ページの [ロードバランサー名] に、ロードバランサーの名前を入力します。
  6. [スキーム] で、[インターネット向け] または **[内部] **を選択します。
  7. [IP アドレスタイプ][IPv4] を選択します。
  8. [ネットワークマッピング] セクションの [VPC] で、Fargate タスク用の Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) を選択します。
  9. マッピングでは、アベイラビリティーゾーンごとに少なくとも 1 つのアベイラビリティーゾーンと 1 つのサブネットを選択します。
    注: 複数のアベイラビリティーゾーンを有効にすると、アプリケーションの耐障害性が向上します。インターネット向けロードバランサーの場合は、アベイラビリティーゾーンごとに Elastic IP アドレスを選択します。これにより、ロードバランサーに静的 IP アドレスが提供されます。また、内部ロードバランサーの場合は、AWS にプライベート IP アドレスを割り当てさせる代わりに、各サブネットの IPv4 範囲からプライベート IP アドレスを割り当てます。
  10. [リスナー****とルーティング] セクションでは、デフォルトのリスナーをそのまま使用するか、別のリスナーを追加します。
    注: デフォルトのリスナーは、ポート 80 で TCP トラフィックを受け入れます。デフォルトのリスナー設定をそのまま使用するか、リスナーのプロトコルまたはポートを変更するか、[リスナーを追加] を選択して別のリスナーを追加できます。
  11. [プロトコル] で、使用するプロトコルを選択します。
  12. [ポート] で、使用するポートを選択します。
  13. [デフォルトアクション][ターゲットグループの作成] を選択します。
    注: ターゲットグループは、リクエストをターゲットグループに転送する Network Load Balancer リスナールールによって使用されます。
  14. [グループの詳細を指定] ページの [ターゲットタイプの選択] で、[IP アドレス] を選択します。
    注: ターゲットタイプの [インスタンス] は Fargate ではサポートされていません。
  15. [ターゲットグループ名] で、ターゲットグループの名前を入力します。
  16. [ヘルスチェック] セクションは、デフォルト設定のままにします。
  17. **[次へ]**を選択します。
    注: ロードバランサーは、ターゲットグループ内のターゲット間でトラフィックを分散します。ターゲットグループが Amazon ECS サービスに関連付けられている場合、Amazon ECS はターゲットグループにコンテナを自動的に登録および登録解除します。Amazon ECS がターゲットの登録を処理するので、ターゲットグループにターゲットを手動で追加する必要はありません。
  18. [ターゲットの登録] ページで、[ターゲットグループの作成] を選択します。
  19. [Network Load Balancer を作成] ページに移動します。
  20. [リスナーとルーティング] セクションの [転送先] で、作成したターゲットグループを選択します。
    : 新しいターゲットグループを作成した後に表示するには、リロードボタンを選択する必要があります。
  21. [ロードバランサーの作成] を選択します。

Amazon ECS サービスを作成する

Amazon ECS サービスを作成します。サービスを作成するときは、サービス定義でターゲットグループを必ず指定してください。

サービスの各タスクが開始されると、サービス定義で指定されたコンテナとポートの組み合わせがターゲットグループに登録されます。その後、トラフィックはロードバランサーからそのコンテナにルーティングされます。


関連情報

Service load balancing

AWS公式
AWS公式更新しました 2年前
コメントはありません

関連するコンテンツ