負荷分散された AWS Elastic Beanstalk 環境に単一の静的 IP アドレスを割り当てて、そこからのトラフィックを識別したいと考えています。
簡単な説明
ネットワークアドレス変換 (NAT) ゲートウェイを使用して、複数の IP アドレスを公開された単一の IP アドレスにマッピングできます。Elastic Beanstalk 環境が NAT ゲートウェイを使用する場合、環境内にあるバックエンドインスタンスはプライベートサブネットで起動されます。Elastic Beanstalk は NAT ゲートウェイを介してアウトバウンドトラフィックをルーティングします。バックエンドインスタンスからのアウトバウンドトラフィックの送信元は、Elastic IP アドレスで識別できます。Elastic IP アドレスは、NAT ゲートウェイに必要な静的 IP アドレスです。
解決方法
Elastic Beanstalk は Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスをプライベートサブネットに起動します。これらのプライベートサブネットは、デフォルトルートとして Elastic IP アドレスがアタッチされた NAT ゲートウェイを使用します。ロードバランサーはパブリックサブネットにあります。Elastic Beanstalk はインターネットゲートウェイを介してロードバランサーとの間のすべての外部トラフィックをルーティングします。
重要: 開始する前に、NAT ゲートウェイを設定します。
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Elastic Beanstalk コンソールを開きます。
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[Create New Application] (新しいアプリケーションの作成) を選択してから、アプリケーションを作成する手順を完了します。
注: 既存のアプリケーションを使用している場合は、ステップ 3 に進み、環境を設定します。
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[Actions] (アクション)、[Create environment] (環境の作成) の順に選択します。
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[ウェブサーバー環境]、[選択] の順に選択します。
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環境のニーズに応じて、[環境情報] セクションと [プラットフォーム] セクションと [アプリケーションコード] セクションの残りのオプションを選択します。
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[より多くのオプションの設定] を選択します。
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[Configuration presets] (コンフィギュレーションプリセット) では、[High availability] (高可用性) を選択します。これにより、環境が負荷分散された環境に設定されます。
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[ネットワーク] カードの場合は、[編集] を選択し、次のように編集します。
- [VPC] で、VPC を選択します。
- [Load balancer settings] (ロードバランサーの設定) セクションの [Visibility] (可視性) では、[Public] (パブリック) を選択します。
- [Load balancer subnets] (ロードバランサーのサブネット) テーブルで、パブリックサブネットを選択します。
- [インスタンスの設定] セクションで、[パブリック IP アドレス] を選択解除します。
- [インスタンスサブネット] テーブルで、先ほど設定した NAT ゲートウェイを持つプライベートサブネットのみを選択します
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[保存] を選択します。
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[Create environment] を選択します。
今作成した Elastic Beanstalk 環境には、単一の Elastic IP アドレスから送信されるすべてのアウトバウンドトラフィックがあります。