Amazon OpenSearch Service のドメインをスケールアップまたはスケールアウトしようとしています。
簡単な説明
ワークロードに基づいて、クラスターをスケールアップ (垂直方向にスケーリング) またはスケールアウト (水平方向にスケーリング) できます。OpenSearch Service ドメインをスケールアウトするには、クラスターにノード (データノード、マスターノード、UltraWarm ノードなど) を追加します。ドメインをサイズ変更またはスケールアップするには、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) のボリュームサイズを増やします。または、より大きなノードタイプでメモリと vCPU を追加します。
注: 本番ワークロードでスケールアップまたはスケールアウトする場合は、少なくとも 3 つの専用マスターノードを使用するのがベストプラクティスです。
解決方法
ドメインをスケールアウトする
ドメインをスケールアウトすると、現在のクラスターノードと同じ設定タイプのノードが追加されます。その結果、RAM、VCPU、EBS ボリュームなどのリソースもクラスターに追加されます。EBS ボリュームの最大サイズは、ノードの Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスのタイプによって異なることに注意してください。
EBS ボリュームサイズの上限に到達し、インスタンスタイプを変更できない場合は、ノードをさらに追加します。ノードをさらにクラスターに追加すると、クラスターの EBS ボリュームサイズが大きくなります。データノードをさらにクラスターに追加する場合は、必ずデータノードまたは UltraWarm ノードを使用してください。UltraWarm ノードは、アクセス頻度の低いデータを移行し、アクセスされるインデックスを標準データノード上に保持するために利用できることに留意してください。
ヒント: Hot ノードから Warm ノードへのデータの移行を自動化するには、Index State Management (ISM) ポリシーを使用してください。
ドメインをスケールアップする
OpenSearch Service ドメインをスケールアップする場合、ノードがクラスターに追加されることはありません。代わりに、スケールアップする場合、各ノードで使用可能なリソースを増やす必要があります。
ドメインを垂直方向にスケールまたはスケールアップする場合は、より大きなインスタンスタイプに切り替えて、メモリまたは CPU リソースを追加します。
注: ドメインをスケールアップしても、EBS ボリュームのサイズは自動的にスケールアップされません。EBS ボリュームのサイズを自動的にスケールアップするには、この設定を指定する必要があります。
ドメイン構成の設定を更新する
OpenSearch Service ドメインをスケーリングするには、ドメイン構成の設定を更新します。ドメイン構成の設定を編集するには、次の手順を実行します。
1. Amazon OpenSearch Service コンソールにサインインします。
2. ナビゲーションペインの [Managed clusters] (マネージドクラスター) で、[Domains] (ドメイン) を選択します。
3. スケーリングするドメインを選択し、[Edit Domain] (ドメインの編集) を選択します。
4. [Actions] (アクション) を選択し、[Edit cluster configuration] (クラスター構成の編集) を選択します。
5. ユースケースに基づいて、ドメイン構成の設定を更新します。
データノード: アベイラビリティーゾーン、インスタンスタイプ、ノード数を設定します。
ストレージ設定: ノードごとに、データノードストレージタイプ、EBS ボリュームタイプ、および EBS ストレージサイズを更新します。
専用マスターノード: 専用マスターノードの有効化または無効化、インスタンスタイプの更新、およびマスターノード数の変更を行います。
UltraWarm データノード: UltraWarm データノードの有効化または無効化、インスタンスタイプの更新、および UltraWarm データノード数の変更を行います。
6. [Submit] (送信) を選択します。
注意: ドメインの更新時、OpenSearch Service は常にブルー/グリーンデプロイプロセスを使用します。ブルー/グリーンデプロイプロセスが開始されると、変更の適用中にクラスター内のノード数が一時的に増加する場合があります。詳細については、「Amazon OpenSearch Service で設定変更を行う」を参照してください。
7. リソースの使用状況を監視するように Amazon CloudWatch アラームを設定します。例えば、CPUUtilization が 80% を超えたときに通知するよう、アラームを設定できます。
関連情報
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