Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) DB インスタンスのタイムゾーンをローカルタイムゾーンに変更したいと考えています。
簡単な説明
すべての Amazon RDS DB インスタンスは、デフォルトでは時間に UTC/GMT を使用します。
タイムゾーンはローカルタイムに変更できますが、データベースレイヤーのタイムゾーンには UTC を使用することがベストプラクティスです。UTC では夏時間 (DST) が適用されないため、夏時間の日付になっても時刻を調整する必要はありません。
ローカルタイムゾーンを使用する必要がある場合は、代わりにアプリケーションレイヤーでタイムゾーンを変更してください。タイムゾーンを変更する前には、データベース管理者またはアプリケーションチームと相談してください。
解決策
Amazon RDS DB インスタンスのタイムゾーンを変更するには、データベースエンジンに応じて次のいずれかの手順を実行します。
Amazon RDS for Oracle
タイムゾーンの変更方法については、「データベースのタイムゾーンを設定する」を参照してください。タイムゾーンを変更するには、Oracle データベースエンジンのバージョンが 11.2.0.2.v4 である必要があります。
Amazon RDS for PostgreSQL
データベースレベルで DB インスタンスのタイムゾーンを変更するには、カスタムパラメータグループの timezone パラメータの値を設定します。timezone パラメータの入力形式は、UTC-X または UTC+X です。X は、タイムゾーンと UTC 時間との差を表す時間単位の数値です。
重要: UTC-5 を参照した場合、PostgreSQL によるタイムゾーンの処理方法は America/New_York を参照した場合とは異なります。たとえば、America/New_York のタイムゾーンは UTC-5 で表示されます。一方、タイムゾーンを UTC-5 に設定した場合は、UTC+5 に更新されます。詳細については、PostgreSQL のウェブサイトで「日付と時刻の種類」を参照してください。
Amazon RDS for MySQL
RDS for MySQL バージョン 5.5、5.6、5.7、8.0 のいずれかを実行する DB インスタンスでは、DB パラメータグループで time_zone パラメータを設定します。このパラメータグループを使用するすべての DB インスタンスとリードレプリカで、新しいタイムゾーンに更新されます。5.5 より前の RDS for MySQL バージョンでは、タイムゾーンを変更することはできません。デフォルトでは、RDS for MySQL DB インスタンスのタイムゾーンは UTC です。詳細については、「MySQL DB インスタンスのローカルタイムゾーン」を参照してください。
Amazon Aurora
Aurora DB クラスターのタイムゾーンを変更する方法については、「Amazon Aurora DB クラスターのローカルタイムゾーン」を参照してください。
Amazon RDS for MariaDB
DB インスタンスのタイムゾーンを変更するには、DB パラメータグループの time_zone パラメータを設定します。このパラメータグループを使用するすべての DB インスタンスとリードレプリカは、新しいタイムゾーンを使用するようになります。デフォルトでは、RDS for MariaDB の DB インスタンスでは、タイムゾーンは UTC です。詳細については、「MariaDB での DB インスタンスのローカルタイムゾーン」を参照してください。
Amazon RDS for Microsoft SQL Server
タイムゾーンを変更するには、新しい RDS for Microsoft SQL Server DB インスタンスを作成し、タイムゾーンを指定します。DB インスタンスの作成時に [追加設定] セクションを展開し、[タイムゾーン] メニューから目的のタイムゾーンを選択します。インスタンスの作成後は、タイムゾーンを変更することはできません。詳細については、「Microsoft SQL Server DB インスタンスのローカルタイムゾーン」を参照してください。
注: この機能は、Standard create メソッドでインスタンスを作成する場合にのみ使用できます。
Amazon RDS for Db2
タイムゾーンを変更するには、新しい RDS for Db2 インスタンスを作成し、タイムゾーンを指定します。DB インスタンスの作成時に [追加設定] セクションを展開し、[タイムゾーン] メニューから目的のタイムゾーンを選択します。インスタンスの作成後は、タイムゾーンを変更することはできません。詳細については、「Amazon RDS for Db2 での DB インスタンスのローカルタイムゾーン」を参照してください。
注: この機能は、Standard create メソッドでインスタンスを作成する場合にのみ使用できます。
関連情報
RDS for PostgreSQL DB インスタンスでパラメータを使用する
日付と時刻のデータ型と関数 (Transact-SQL) (Microsoft のウェブサイト)