Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) DB インスタンスに割り当てられた合計ストレージサイズを削減したいです。
簡単な説明
DB インスタンスに割り当てられたストレージサイズを変更するには、Amazon RDS のブルー/グリーンデプロイを使用してストレージボリュームを削減します。まず、お使いの AWS リージョンと DB エンジンがブルー/グリーンデプロイをサポートしていることを確認します。
ブルー/グリーンデプロイを使用できない場合、DB インスタンスに割り当てられたストレージサイズを変更することはできません。代わりに、プロビジョニングされたストレージサイズが小さい、新しい DB インスタンスを作成してください。
次に、以下のいずれかの手順を実行してデータを新しい DB インスタンスに移行します。
- データベースエンジンにネイティブのダンプおよび復元方法を使用してください。この方法ではダウンタイムが発生します。
- ダウンタイムを最小限に抑えるには、AWS Database Migration Service (AWS DMS) を使用します。
解決策
ブルー/グリーンデプロイを使用してストレージボリュームを削減する
注: AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) コマンドの実行中にエラーが発生した場合は、「AWS CLI で発生したエラーのトラブルシューティング」を参照してください。また、AWS CLI の最新バージョンを使用していることを確認してください。
始める前に、DB エンジンの要件を確認してください。
次の手順を実行します。
- Amazon RDS コンソール、AWS CLI、RDS API のいずれかを使用してブルー/グリーンデプロイを作成します。
- 次のいずれかの方法で、割り当てられたストレージ設定を削減します。
Amazon RDS コンソールで設定を行います。
AWS CLI では、create-blue-green-deployment コマンドに target-allocated-storage オプションを含めます。
RDS API では、CreateBlueGreenDeployment 操作で TargetAllocatedStorage パラメータを使用します。
注: ストレージの削減時には、割り当てられたストレージの目標値を現在のストレージ使用量 (現在のストレージ設定ではありません) よりも 20% 以上多く設定してください。
- グリーンインスタンスの変更後、スイッチオーバーを実行し、グリーン環境をブルー環境にします。
DB ダンプと復元
プロビジョニングされたストレージサイズが小さい新しい DB インスタンスを作成してデータを移行するには、次の手順を実行します。
- Amazon RDS コンソールを開きます。
- ナビゲーションペインで [データベース] を選択します。
- [データベースの作成] を選択します。
- 既存の DB インスタンスよりもストレージサイズが小さい、新しい DB インスタンスを起動します。
- データベースエンジンのネイティブツールを使用して、既存の DB インスタンスをダンプします。
- (オプション) 以前の DB インスタンスの名前を変更した場合は、新しい DB インスタンスに以前の DB インスタンスの名前を使用できます。または、アプリケーションを再設定し、新しい DB インスタンスの名前を使用します。
- 新しい DB インスタンスでデータベースを復元します。
データベースを復元するには、お使いのエンジンに応じて次のいずれかの手順を実行します。
注: 以前の DB インスタンスが接続を受信しなくなると、Amazon RDS が接続を新しい DB インスタンスに転送するまでのダウンタイムが発生します。
AWS DMS を使用して複製する
AWS DMS を使用すると、2 つの DB インスタンス間の同種レプリケーションを設定できます。
関連情報
Amazon RDS ブルー/グリーンデプロイはストレージボリュームの削減をサポートします
AWS DMS のソース
AWS DMS のターゲット
DB インスタンスに復元する