Amazon Redshift クラスターに対して伸縮自在なサイズ変更を実行できないのはなぜですか?

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AWS CloudFormation を使用して Amazon Redshift クラスターに伸縮自在なサイズ変更を実行しようとしたのですが、その代わりに従来のサイズ変更が実行されました。なぜこうなったのでしょうか?

解決方法

重要: Amazon Redshift コンソールを使用してクラスターのサイズ変更を実行した場合、AWS CloudFormation テンプレートには登録されません。そうする代わりに、AWS CloudFormation テンプレートを使用して、numberofNodes パラメータが更新されるようにしてください。これを行わなければ、サイズ変更要件を満たしているにもかかわらず、Amazon Redshift が従来のサイズ変更を実行する場合があります。Amazon Redshift がこのような動作をするのは、前回のサイズ変更以降、ノード数に変更がない場合です。

Amazon Redshift は、以下の要件のいずれかが満たされていない場合に従来のサイズ変更を実行します。

  • numberofNodes パラメータのみが変更される。
  • dc2.large or ds2.xlarge ノードタイプについては、元のクラスターのノード数を 2 倍に増やす、または半分に減らすことしかできない。
  • dc2.8xlarge or ds2.8xlarge ノードタイプについては、サイズを元のノード数の最大 2 倍まで増やす、またはその半分に減らすことができる。例えば、16 ノードのクラスターは、8~32 ノードのサイズに変更することができます。
  • ノード数がスライスの数を超過するとはできない。スライスの数は、Amazon Redshift クラスターの起動時に決定されます。例えば、2 個の dc2.large ノードでクラスターを起動する場合、クラスターのスライスは 4 個になります。このため、伸縮自在なサイズ変更を使用する場合、ノード数は 4 個までしか増やすことができません。

Amazon Redshift クラスターが従来のサイズ変更を実行した場合は、以下について調べてください。

  • Amazon Redshift コンソールをチェックして、クラスターにある実際のノード数を確認します。それが AWS CloudFormation テンプレートの numberofNodes パラメータと一致するかどうかを検証します。
  • DescribeClusters API を使用して AWS CloudTrail から情報を取得し、根本原因の分析を行います。AWS CloudTrail ログで elasticResizeNumberOfNodeOptions パラメータを探し、Amazon Redshift クラスターが伸縮自在なサイズ変更に適しているかどうかを確認します。パラメータがノード数を更新するオプションをリストしない場合、クラスタースライスが伸縮自在なサイズ変更の要件を満たしていないことになります。

注意: Amazon Redshift クラスターのノード数を更新する前に、DescribeNodeConfigurationOptions API を使用してください。DescribeNodeConfigurationOptions API は、伸縮自在なサイズ変更に適切なノード設定 (ノードの数とタイプなど) を判断するために役立ちます。


関連情報

Amazon Redshift クラスターのサイズ変更はどのように行いますか?

Overview of managing clusters in Amazon Redshift

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