Amazon SES から「Email address is not verified」(E メールアドレスが検証されていません) というメッセージと 554 または 400 の「Message rejected」(メッセージが拒否されました) というエラーが表示されるのはなぜですか?

簡単な説明

Amazon SES を使用して E メールを送信する場合、E メール送信元の ID (ドメインまたは E メールアドレス) を検証する必要があります。未検証の ID を使用して E メールを送信すると、「メッセージが拒否されました」というエラーが発生する可能性があります。これらのエラーは、「差出人」、「送信元」、「送信者」、または「返信先」アドレスに適用されます。

Amazon SES SMTP インターフェイスを使用している場合、エラーは「554 メッセージが拒否されました: E メールアドレスが確認されていません。リージョン region: identity0, identity1, identity2 で次の ID のチェックに失敗しました。

Amazon SES API (HTTPS) インターフェイスを使用している場合、「400 メッセージが拒否されました」というエラーが表示されます。 400 エラーが表示された場合は、エラースタックでエラーの原因を確認してください。「E メールアドレスが確認されていません」というエラーメッセージが表示された場合は、その AWS リージョンで検証チェックに失敗した ID から E メールを送信していることを意味します。

解決方法

「E メールアドレスが確認されていません」というメッセージが表示される 554 または 400 の「メッセージが拒否されました」エラーを解決するには、以下を確認します。

• Amazon SES コンソールを開きます。E メール送信元の ID の検証ステータスが、[pending] (保留中) または [failure] (失敗) ではなく、[verified] (検証済み) になっていることを確認します。ID が保留状態のまま止まっている場合は、「What can I do if my domain is stuck in the "pending verification" status or in the "failed" verification status in Amazon SES?」(Amazon SES でドメインが「pending verification」(検証待ち) ステータスまたは「failed」(失敗) 検証ステータスで止まっている場合はどうすればよいですか?) を参照してください。
• E メールアドレスが検証済みである場合は、「Message rejected」(メッセージが拒否されました) というエラーの原因となったメッセージのメールアドレスが正しいことを確認します。メールアドレスでは大文字と小文字が区別されます。メッセージの送信に使用した E メールアドレスは、検証済みの E メールアドレスと一致する必要があります。
• E メールの送信に使用している AWS リージョンの Amazon SES サンドボックスにアカウントがあるかどうかを確認します。アカウントが Amazon SES サンドボックスにある場合は、送信者の ID 確認に加えて、受信者の E メールアドレスを検証する必要があります。または、アカウントを Amazon SES サンドボックスの外部に移動するようリクエストすることもできます。
  注意: 送信認可ポリシーを使用して、Amazon SES の ID に代わって未検証の E メールアドレスに送信を委任する場合は、代理送信者のアカウントが Amazon SES サンドボックスの外部に存在する必要があります。詳細については、Amazon SES サンドボックス外への移動をご参照ください。
• E メールの送信方法で正しい AWS リージョンを使用していることを確認します。E メール ID の検証は、リージョンごとに行われます。E メール送信元の各リージョンで E メールを送信するために使用する ID を検証する必要があります。
• 正しい Amazon SES エンドポイントに接続していることを確認します。Amazon SES では複数のリージョンにエンドポイントがあります。正しいリージョンの Amazon SES SMTP インターフェイスまたは Amazon SES API のエンドポイントと通信する必要があります。

Amazon SES の使用時にエラーが発生する問題については、Amazon SES E メール送信エラーをご参照ください。