Amazon SES で送信したメールが迷惑メールとしてマークされる理由を知りたいです。

簡単な説明

Amazon SES がメールサーバーにメールを正常に配信した後、メールが迷惑メールフォルダに入ってしまうことがあります。SES は、配信されたメールの処理方法を制御できず、メールが迷惑メールとしてマークされた場合に受信トレイへの振り分けを確認することもできません。インターネットサービスプロバイダー (ISP) もメカニズムとアルゴリズムを使用してメールをフィルタリングし、受信者の受信トレイフォルダまたは迷惑メールフォルダのいずれかに振り分けます。

解決策

メールが受信者の迷惑メールフォルダに入れられる可能性を最小限に抑えるには、次の対策を講じてください。

• 高品質のメールを送信します。ISP は、メールをフィルタリングするために使用するメカニズムを制御することはできませんが、ユーザーによってメールの配信可能性を最大化することはできます。詳細については、「Amazon SES におけるメール配信可能性の概要」を参照してください。
• メールを認証します。メールを認証することで、アカウントの所有者であることを確認します。
• Amazon SES 送信者評価を監視します。Amazon SES コンソールの評価メトリクスページの情報を使用して、バウンスや苦情を管理します。バウンス率を 5% 未満、苦情率を 0.1% 未満に保つようにしてください。
• 専用IPアドレスを使用する場合は、送信者の評価を分離し、IP アドレスの評価を維持してください。

詳細については、「Amazon SES を使用してメールを送信するうえでのベストプラクティス」を参照してください。

• サードパーティのメールセキュリティプロバイダーまたはベンダーは、送信後にメールヘッダーを変更することができます。すべてのベストプラクティスを実行してもメールが迷惑メールとしてフィルタリングされる場合は、ISP に問い合わせて迷惑メール分類の詳細を確認してください。
• 送信側IPアドレスが Domain Name System-based Blackhole Lists (DNSBLs) に追加されたことが原因でメールが拒否された場合は、「DNSBL に関するよくある質問」を確認してください。

関連情報

Amazon SES でのメール送信のしくみ