Amazon Simple Email Service (Amazon SES) でE メール送信履歴を確認したいと考えています。その方法を教えてください。
解決方法
Amazon OpenSearch Service と Amazon Kinesis を使用して、Amazon SES 送信履歴を保存および表示できます。
Amazon OpenSearch Service ドメインを作成する
Amazon SES の送信履歴を保存するためには、Amazon OpenSearch Service ドメインを作成します。OpenSearch Service は、パブリックネットワーク、または Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) に配置できます。OpenSearch Service のドメインに使用するネットワークのタイプの詳細については、「VPC versus public domains」を参照してください。
Kinesis 配信ストリームを作成する
- Kinesis コンソールを開きます。
- [配信ストリームの作成] を選択します。
- [Source] で、[Direct PUT] を選択します。[Destination] で、[Amazon OpenSearch Service] を選択します。
- [Delivery stream name] に、ストリームの名前を入力します。
- (オプション) ソースレコードを AWS Lambda で変換するか、この設定を [無効] のままにするかを選択できます。
- [送信先の設定] で、次のように入力します。
[OpenSearch Service domain] では、Amazon SES の送信履歴を保存するために作成した、ドメインを選択します。
[Index] には、インデックス名を入力します。
[Index rotation] では、ローテーションスケジュールを選択します。または、このフィールドをデフォルトの [No rotation] 設定のままにしておきます。
[Type] には、タイプ名を入力します。
[Retry duration] では、秒単位で再試行期間を設定します。または、このフィールドをデフォルトの 300 秒のままにしておきます。
- [バッファヒント] では、ユースケースに合わせて OpenSearch Service のバッファ条件を設定します。これらのフィールドの詳細については、「Backup と詳細設定」を参照してください。
- Backup の設定で、次のように入力します。
[Failed data only] をデフォルト設定のままにします。
[S3 backup bucket] で、既存のバケットにレコードを保存することを選択します。または、[Create] を選択して新しいバケットを作成します。
(オプション) [S3 backup bucket prefix] では、プレフィックスを入力します。または、フィールドは空白のままにします。
(オプション) [S3 backup bucket error output prefix] では、プレフィックスを入力します。または、フィールドは空白のままにします。
- (オプション) [詳細設定] のタブを展開して、[サーバー側の暗号化]、[CloudWatch のエラーログ]、[アクセス許可]、[タグ]を設定できます。ユースケースの設定を構成します。これらのフィールドの詳細については、「Backup と詳細設定」を参照してください。
- 配信ストリームの作成を選択します。
Amazon SES 設定セットを作成する
- Amazon SES コンソールを開き、ナビゲーションペインから [Configuration Sets] を選択します。
- [Create Set] を選択します。
- [Configuration set name] にセットの名前を入力します。
- [送信 IP プール] では、希望するプールを選択するか、[デフォルト] を選択したままにします。次に、[Create job] を選択します。
- 新しく作成したセットの上部のペインから [イベントの宛先] を選択し、[宛先追加] を選択します。
- [イベントタイプ] で、[送信]、[拒否]、[配信]、[ハードバウンス]、[苦情]を選択します。その後、[次へ] を選択します。
- [送信先タイプ] で、[Amazon Kinesis Data Firehose] を選択します。
- [名前] フィールドに、送信先の名前を入力します。
- [配信ストリーム] で、作成した配信ストリームを選択します。
- [Identity and Access Management (IAM) ロール] では、 Amazon SES がユーザーに代わって Kinesis Data Firehose にパブリッシュするアクセス権限を付与するロールを選択します。その後、[次へ] を選択します。
注:これは、手動で作成された ID およびアクセス管理 (IAM) ロールである必要があります。
- イベントの宛先設定を確認して、[送信先の追加] を選択します。
設定をテストする
- Amazon SES コンソールを使用してテスト E メールを送信します。
重要: テスト E メールの結果を表示するには、作成した設定セットを指定する必要があります。
[E メール****形式] で、[加工済] を選択します。
[Configuration Set] に、設定セットの名前を入力します。
- Amazon OpenSearch Service コンソールを開きます。
- Amazon SES 送信履歴を保存するために作成したドメインを選択します。
- [一般情報] セクションで、[OpenSearch ダッシュボード URL] の横にあるリンクを選択します。
- 配信ストリーム の作成時に設定したインデックス名にインデックスパターンを作成します。手順については、elastic.co ウェブサイトでの [Create a data view] を参照してください。
- インデックスパターンが作成されたら、OpenSearch ダッシュボードの Discover 機能を使用して、送信したテスト E メールのログを表示します。詳細については、elastic.co ウェブサイトの [Discover] を参照してください。
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