WorkSpace の切断と再接続が頻繁に起こる理由を知りたいです。

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WorkSpace Personal クライアントを使用して WorkSpace に接続すると、接続が切断されてから再接続される現象が断続的に起こります。

解決策

前提条件 最新の WorkSpaces クライアントバージョンを使用していることを確認してください。

RTT に関する問題のトラブルシューティング

ラウンドトリップタイム (RTT) が長い場合やインターネット接続が不安定な場合、WorkSpaces で断続的な切断が発生する可能性が高いです。

お使いのネットワークから WorkSpace がある AWS リージョンに正常に接続するには、次のガイドラインに従ってください。

  • PCoIP WorkSpaces の場合、RTT は 100 ミリ秒以内である必要があります。
  • DCV WorkSpaces の場合、RTT は 250 ミリ秒未満である必要があります。

WorkSpaces クライアントが実行されているマシンおよび、WorkSpace のネットワーク状態を確認するには、次の手順を実行します。

  1. WorkSpace Personal クライアントを開きます。
  2. 該当する WorkSpace の登録コードを選択し、[続行] を選択します。
  3. [ネットワーク] を選択します。
  4. インターネット接続と、WorkSpaces エンドポイントへの TCP および UDP ポート接続を確認します。

Amazon CloudWatch メトリクス InSessionLatency および UDPPacketLossRate を監視することでも、ネットワークの状態を確認できます。

注: VPN 経由で接続した後に WorkSpace に接続する場合、接続の問題が発生する可能性があります。VPN またはプロキシを使用する場合にのみ問題が発生するかどうかを確認してください。

WorkSpaces が正しく設定されていることを確認する

次の手順を実行します。

  1. WorkSpace Personal クライアントを開きます。
  2. ナビゲーションバーで [設定][接続設定の管理] の順に選択します。
  3. プロキシサーバーとポートの詳細が正確であることを確認してください。ローカルデバイスのネットワーク構成 (ローカルおよびネットワーク用ファイアウォールなど) で、必要なポートが許可されていることも確認してください。必要なドメインと IP アドレスを許可リストに追加する必要があります。

(DCV WorkSpaces のみ) ストリーミングに関する問題のトラブルシューティング

低速ネットワークでは、UDP プロトコルを使用して TCP オーバーヘッドを軽減します。PCoIP WorkSpaces は UDP 経由でのみストリーミングできる一方、DCV WorkSpaces は TCP でも UDP でもストリーミングできます。

DCV WorkSpace が UDP プロトコルのみを使用するようにするには、次の手順を実行します。

  1. WorkSpace Personal クライアントアプリケーションを開きます。
  2. [設定] を選択します。
  3. ドロップダウンリストから [接続設定] を選択します。
  4. [DCV ストリーミング設定] で、[TCP トランスポートプロトコルのみを使用する] チェックボックスをオフにします。
    注: プロキシサーバーを設定済みの場合は、[TCP 接続を使用するときにプロキシ設定を使用する] を選択する必要があります。
  5. [保存] を選択した後、WorkSpace に接続してパフォーマンスを監視します。

セッションの途中で接続解除されるセッションのトラブルシューティング

セッションがランダムに切断される

CloudWatch メトリクス MemoryUsageRootVolumeDiskUsageCPUUsage を監視します。

リソース使用率が高い場合のトラブルシューティングには、次の AWS ナレッジセンターの記事を参照してください。

ウイルス対策ソフトウェアで必要な WorkSpaces サービスコンポーネントが除外されていることも確認してください。

WorkSpace Personal が自動的にシャットダウンする

WorkSpaces Personal では、ハイパフォーマンス電源プランがデフォルトで有効になっています。ただし、電源プランのグループポリシーが原因で WorkSpace が自動的にシャットダウンする場合があります。たとえば、「有効だがアイドル状態のリモートデスクトップサービスセッションに制限時間を設定する」というグループポリシーを使用する場合が該当します。グループポリシー設定による WorkSpaces への影響の詳細については、「WorkSpace Personal で Windows WorkSpace を管理する」を参照してください。

自動シャットダウンをブロックするようにグループポリシーを設定するには、ファイルパス Computer Configuration\Windows Settings\Security Settings\Local Policies\Security Options を開きます。[シャットダウン] を選択し、[システムをシャットダウンするのにログオンを必要としない][無効] に設定します。

(SAML 2.0 ワークスペースのみ) 特定の時間が経過するとセッションが切断される

SAML 2.0 認証では、SessionDuration 属性を使用してセッション期間を設定します。WorkSpaces がセッションの途中で切断される現象が特定の間隔で発生する場合は、この属性の値を増やします。

詳細については、「60 分ごとにユーザーが WorkSpaces セッションから切断される」を参照してください。

影響を受けた WorkSpace を再起動する

接続の問題を引き起こす一時的なオペレーティングシステム (OS) の問題を解決するには、WorkSpaces コンソールを使用して WorkSpace を再起動します。

関連情報

CloudWatch メトリクスを使用して WorkSpaces を監視する

WorkSpaces Personal に関する問題のトラブルシューティング

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推奨帯域幅

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AWS公式更新しました 3ヶ月前