Lambdaでのcsvアップロードとダウンロード機能実装する際の文字コードについて

AWS LambdaでSJIS (Shift-JIS) エンコーディングのCSVファイルのアップロードとダウンロード機能を実装することは可能です。ただし、いくつかの注意点があります。

1. エンコーディングの処理： Lambda関数内でPythonを使用する場合、デフォルトではUnicodeを使用します。SJISエンコードされたデータを扱う際は、明示的にエンコーディングとデコーディングを行う必要があります。

2. バイナリデータの扱い： API GatewayとLambda間でバイナリデータを正しく扱えるよう設定する必要があります。API Gatewayで「バイナリメディアタイプ」を設定し、Lambda関数でも適切にバイナリデータを処理する必要があります。

3. 文字化けの可能性： SJISは主に日本語環境で使用されるエンコーディングです。国際的な環境や他の言語と混在する場合、文字化けや互換性の問題が発生する可能性があります。

4. パフォーマンスへの影響： SJISからUnicodeへの変換、またはその逆の変換が必要となるため、大量のデータを扱う場合はパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

5. ライブラリの互換性： 一部のPythonライブラリがSJISエンコーディングを適切に扱えない可能性があります。使用するライブラリがSJISをサポートしているか確認が必要です。

6. 文字コードの一貫性： アップロードとダウンロードの両方でSJISを使用する場合、一貫性を保つために適切なエンコーディング/デコーディング処理を実装する必要があります。

これらの点に注意しながら実装することで、LambdaでSJISエンコードされたCSVファイルのアップロードとダウンロード機能を実現できます。ただし、可能であればUTF-8などのより汎用的なエンコーディングの使用を検討することをお勧めします。
Sources
Building Lambda functions with Python - AWS Lambda