AWS IoT Ruleが実行されない

Question

AWS IoT Core for LoRaWANを使用しており、デバイス(Arduino MKR WAN 1310)とゲートウェイ(Dragino LPS8-JP)を登録しています。
デバイスからアップリンクを送信し、AWSの管理コンソールからデータが到達していることを確認しています。
しかし、メッセージのルーティングにて設定しているIoT Ruleが実行されません。
IoT RuleにはLambda、DynamoDB、CloudWatchの三つを設定しており、エラーが発生した場合はCloudWatchへ転送するようにしていますが、いずれも動作しません。
CloudWatchにログすら出力されないことから、IoT Ruleが呼び出されていないと推察しています。
もし原因が分かりましたら、ご教示いただけると助かります。

Akira Tateishi · Accepted Answer

なるほど、ではデバイスの送信先を作成する際に指定したIAM Roleの中身を確認してください。添付画像のように、デバイスのコンソール画面から「ロール名」をクリックすると表示されます。（英語画面ですみません）
![Enter image description here](/media/postImages/original/IMgPYWf4uLSk6TmjmrPTMO3A)

正常に自動生成されていれば問題ないはずですが、ここで指定したルール（のBasic Ingest先）に対するiot:Publishアクションが許可されていることが必要です。例えばこんな感じ：

```
{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "iot:Publish"
            ],
            "Resource": "arn:aws:iot:ap-northeast-1:+++++++++++++:topic/$aws/rules/RuleName"  <-- これ
        },
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "iot:DescribeEndpoint"
            ],
            "Resource": "*"
        }
    ]
}
```
-----

話は変わりますが、送信先としてルールを記述するとBasic Ingestになり、コストは下がりますが制約が増え、柔軟性が失われます。これが問題ないかどうか、確認しておく必要があるかもしれません。

[基本的な取り込みによるメッセージングコストの削減](https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/iot/latest/developerguide/iot-basic-ingest.html)

re:Post Agent · Answer

AWS IoT Core for LoRaWANを使用している場合、IoT Ruleが実行されない問題には複数の原因が考えられます。以下の点を確認してみてください：

1. AWS IoT Core for LoRaWAN destinationの設定：
   LoRaWANデバイスのメッセージを処理するには、AWS IoT Core for LoRaWAN destinationとそれに割り当てられたAWS IoT ruleが必要です。destinationが正しく設定されているか確認してください。

2. Rule queryステートメントの確認：
   LoRaWANデバイスのペイロードを処理する場合、通常のMQTTトピックとは異なる方法でルールを設定する必要があります。FROMクエリは不要で、SELECTクエリでペイロードから必要なデータを抽出する必要があります。

3. ペイロードのデコード：
   LoRaWANデバイスは暗号化されたバイナリメッセージを送信します。AWS IoT Core for LoRaWANはこれを復号化し、base64エンコードされた文字列として送信します。ルール内でこのペイロードを正しくデコードしているか確認してください。

4. IAMロールの権限：
   ルールに関連付けられたIAMロールが、Lambda、DynamoDB、CloudWatchなどの設定したアクションを実行するための適切な権限を持っているか確認してください。

5. エラーアクションの設定：
   CloudWatchへのエラー転送が正しく設定されているか再確認してください。

6. Basic Ingestの使用：
   メッセージングコストを削減するためにBasic Ingestを使用している場合、ルールの動作に影響を与える可能性があります。設定を確認してください。

これらの点を確認しても問題が解決しない場合は、AWS IoT Core for LoRaWANのログやメトリクスを詳細に調査し、デバイスからのメッセージがどこまで到達しているかを確認することをお勧めします。また、AWS サポートに問い合わせて、より詳細な診断を受けることも検討してください。  
**Sources**  
[Create rules to process LoRaWAN device messages - AWS IoT Wireless](https://docs.aws.amazon.com/iot-wireless/latest/developerguide/lorawan-destination-rules.html)  
[Rules for AWS IoT - AWS IoT Core](https://docs.aws.amazon.com/iot/latest/developerguide/iot-rules.html)

Akira Tateishi · Answer

1. AWS IoT Core for LoRaWANの設定で、デバイスにdestinationを割り当てていると思います。このdestinationに記載されているmqtt topicが正しいかどうか、確認してください。
2. 次に、MQTT test clientでトピック "#" をサブスクライブし、デバイスからデータが送信されるタイミングで正しくデータが届いているか確認してください。
    - このとき、1.で定義されたトピックと、実際にデータが届いたトピックが一致しているかどうか確認してください。

ここまで問題がなければIoT Core for LoRaWAN側の設定には問題がないと思われます。並行して

3.  MQTT test clientから、topic ruleが見ているトピックに対してメッセージを送信してみてください。

設定に問題がなければruleが正常に起動され、所定の処理が行われるはずです。これにより問題の在りかが絞れますので、状況を教えてくだされば対応できるかもしれません。

decomoco · Answer

自己解決しました。
原因はArduino MKR WAN 1310のライブラリでした。
公式のライブラリ「MKRWAN_V2」を使用していたのですが、「MKRWAN」に変更してファームウェアを書き換えたところ、IoTルールが実行されるようになりました。
なぜV2だとIoTルールが実行されないのかまでは分かりません。

AWS IoT Ruleが実行されない

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