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SQLServerのリンクサーバ機能を使用してAurora PostgreSQLのデータを直接参照することはできませんが、Aurora PostgreSQL側からSQLServerのデータを参照する方法があります。
Aurora PostgreSQLでは、tds_fdw (Tabular Data Stream Foreign Data Wrapper) 拡張機能を使用してSQLServerデータベースに接続し、そのデータを参照することができます。
以下の手順で設定を行います:
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Aurora PostgreSQLクラスターで、rds_superuser権限を持つアカウントを使用してtds_fdw拡張機能をインストールします。
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SQLServerデータベースへの外部サーバーリンクを作成します。この際、SQLServerのホスト名またはエンドポイント、ポート番号、データベース名が必要です。
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非ASCII文字を含むデータにアクセスする場合は、character_setオプションを指定してサーバーリンクを作成します。
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ユーザーにアクセス権限を付与し、ユーザーマッピングを作成します。
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SQLServerのテーブルにリンクする外部テーブルを作成します。
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作成した外部テーブルに対してクエリを実行することで、SQLServerのデータを参照できます。
なお、Aurora PostgreSQLからSQLServerへの接続は、SQLServerデータベースの設定に応じて、TLS/SSLによる暗号化が使用されます。RDS for SQL Server DBインスタンスへの接続で暗号化を強制するには、rds.force_sslパラメータを設定します。
この方法を使用することで、Aurora PostgreSQLからSQLServerのデータを参照することができますが、SQLServerからAurora PostgreSQLのデータを直接参照することはできません。
Sources
Working with SQL Server databases by using the tds_fdw extension - Amazon Aurora